皆さんこんにはパパはKSEです。
11月も末となり、年末年始が近くなって来ました。
そこで今回のテーマとなりました。と言うのも私自身、ここ数年は行っていませんでしたが、初日の出を見に大山に登るという事を何年も行っていました。
また、大山に限らず、富士山や鳳凰三山(南アルプスの有名な山)等で未明時刻の登山を何度も経験しております。
意外に思うかもしれませんが、その中でも大山はかなり特殊な山と言えます。
何が特殊か、皆さん「ノリ」で来れちゃうんです。たかが大山、されど大山です。
気軽に来れてしまうからこその準備、知識不足が多々見られますので、ここだけはと言うポイントを5点解説します。
結論
1、その恰好寒くない?位がベストスタート時はベスト。ヒートテックはNG
2、頑張って登っては本当に危険、絶対ダメ
3、人数分のLEDライトの持参(頭に装着するタイプ)
3、想像以上に山道は混んでいる
5、下りのケーブルカーを想定しない
解説
1、その恰好寒くない?位がスタート時はベスト。ヒートテックはNG
着るものからです。ポリエステル製の肌着がベスト、綿は肌にぺったりして速乾性が悪いのでNGです。
ちなみに私の冬登山スタイルはこの状態です。
余程寒い所で無ければ、ハーフパンツに厚手のタイツ、登山用のスパッツ(すねから靴までのそれ)です。
寒暖差には基本的に上着で対応します。
上着は基本的に薄手のタイツ、スポーツウェアのTシャツ、フリースのスタートで良いと思います。ダウンの持参は必携です。風が強いとき、休憩時、登頂時等に使います(ユニクロのウルトラライトダウンが最高です、コンパクトでとても暖かく風も防ぐ)。
もちろん、本当に寒いときは長ズボンもはきます(冬、未明の大山なら必携)。
2、頑張って登っては本当に危険、絶対ダメ
これは冬の山全般に言えるのですが、頑張って登ると大変危険です。
頑張った分だけ汗をかきます。汗をかき山頂で少し休むとすぐに汗冷えをします。
冬山の汗冷えは本当に危険です。
15分もあればガチガチに寒くなり、低体温症になりかねません。
ゆっくり歩いて、登る。後ろからドンドン追い越される位で丁度よいです。
関東の真冬の明け方の気温が-2度だとすると、1252メートルの大山は単純計算(気温は1000メートル毎6度下がる)でも-10度位。さらに風もあります。一般的に風速1メートル毎に体感気温は1度下がると言われています。
極寒のと言えるのが想像出来ると思います。
参考までに、必ずビール2本背負って上がっていましたが、到着する頃にはキンキンに冷えています。その位寒いと言う事です。
ここは本当に大事なのでもう1度言います。
絶対に頑張って登っては行けません。ゆっくり登りましょう。
3、人数分のLEDライトの持参(頭に装着するタイプ)
携帯のライトで登っている人、かなり見かけます。
冒頭で書いたように、「〇月〇日、富士山に行こう」となると皆さんそれなりに準備をするのですが、「元旦天気良いらしいから大山行くか」だとあまり準備をしないようです。
ライトを持たずに夜間山に登っているのですから、狂気の沙汰と言っていいでしょう。
しかし、そこそこの人数で必ず見かけます。
出来るなら、両手が使える様になる「ヘッデン」と言われる、頭に装着するタイプをおすすめします。災害に時にも役にたつと思うので買っておいても無駄にはならないとおもいます。
4、想像以上に山道は混んでいる
天気予報が良い時は、山頂付近は渋滞する程混雑します。
前述の「ゆっくり歩く」も含めてかなり時間には余裕を見た方が良いと思います。
時間に余裕があるなと思う場合は、よりゆっくり歩く事をおすすめします。
山頂での待機時間が長いのはあまりおすすめしません。単純に寒いからです。
休憩時間も長すぎると体を冷やします。
このあたりのバランスは非常に難しいですし、予想は出来ないので、ある程度の最悪を想定し時間管理をする事をおすすめします。
5、下りのケーブルカーを想定しない
下りのケーブルカーは山頂から下山してくる人、阿夫利神社に初詣に来る人でかなり混雑しています。時間帯によってはかなり長い列を作ります。帰りにケーブルカーを想定して下ると、精神的なダメージが大きいので、乗れたらラッキー位に考えましょう。
下の写真は朝5時時点での下社です。
割と人が居るのがわかると思います。
まとめ
大山だからこそ見かける「なんでやねん!」があります。
今の5選の逆を言うと、スタートからフル防寒で、ライトを持たずに、ガンガン登って歩き、時間配分の計算をせず登頂、さんざんな目にあってやっと下山した下社でケーブルカーに乗れない。
こんな感じの人割と居ると思います。
新年早々、こんな感じでは気持ちよくスタート出来ないと思います。
この記事を読んで頂いた皆さんにはスマートに登頂して、寒い思いは最小限、綺麗な景色と楽しい思い出は最大限にこんな感じで下山して頂ければと思います。
何か不安な点等ありましたらアドバイス出来ると思います。その際は問い合わせフォームから遠慮無くお問合せ下さい。
以上、参考になればうれしいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また。
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