皆さんこんにちは、パパはKSEです。
今回は厳冬期の赤岳へのチャレンジです。
夏場は何回か登った事はあるものの、厳冬期はこれが初めて、高度感にそれ程強く無い私のチャレンジです。
タイトルの通り、途中で撤退して来たのですが、その辺りを含めて解説しようと思います。
解説する項目は以下の3点です。
1.車で赤岳山荘か八ヶ岳山荘までか
2.両山荘から行者小屋まで
3.赤岳取付きから撤退まで
4.アイスキャンディーを見学
それでは、解説します。
1.車で赤岳山荘までか八ヶ岳山荘までか
ここでは車の解説をします。
私達は赤岳山荘まで車で行きました。車はスズキのクロスビーという車です。もちろん4WDのスタッドレス装着車です。
八ヶ岳山荘までは2WDでも、スタッドレスさえ装着していれば、全く問題ないと思いますが、八ヶ岳山荘以降の林道は最低でもSUVタイプで(車高が高い車)4WDのスタッドレスが必須です。
可能ならタイヤチェーンも携帯もしくは装着したいです。ちなみに、赤岳山荘まで来ていた車は全てSUVの4WDでチェーン装着車でした。
その中で1台ですが、後輪にタイヤチェーンを装着している車を見かけました。4WDが当然と考えるならタイヤチェーンは必ず前に装着します。
前につけないと、ハンドル操作も効かず、ブレーキが掛かりにくくなります。間違えると命に関わるので、間違えないようにしましょう。
2.両山荘から行者小屋まで
八ヶ岳山荘、赤岳山荘から行者小屋までの傾斜はかなり緩やかで、小学生でも中学年くらいの体力なら問題なく登れると思います。
雪の状態にもよりますが、基本的にはチェーンスパイクで問題ないと思います。
個人的にはアイゼンは歩き難いのであまり好きではありません。出来る限り、チェーンスパイクで歩きました。
また、厳冬期では雪の踏み跡がある為道に迷う事もほぼありません(夏場は稀に目印のピンクリボンを見失う)。
3.赤岳取付きから撤退まで
行者小屋から赤岳山頂まで、いよいよ本格的な急登が始まります。
夏場だと一部ザレ場で歩き難いですが、厳冬期は雪のため、足を置く位置に制限が無い為逆に歩き易いです。
ここで小さく失敗します。
アイゼン嫌いが強すぎてここもチェーンスパイクで登ってみたものの、すぐに断念します。
細道の急登の中アイゼンに履き替えます。
本当に履き替えし難いので、行者小屋からアイゼンを装着する事を強くオススメします。
ちなみに私のアイゼンは10本爪ですが、周りの人達はほぼ12本爪のコバ付きが多かったです。
勿論、ピッケルは必須です。
撤退の原因は強風です。
強風が雪煙をおこし、かなり歩き難かった点、雪煙が前を歩いた人の踏み跡をどんどんと消していき、踏み跡が分かりにくくなった点、この2点です。
私自身はビビリな性格なので、少々でも危険、怖いと思ったらすぐに撤退する方です。
これまでも、
富士山、悪天候。
赤岳、時間不足。
鳳凰三山、時間不足。
西穂高、悪天候。
あちこちで撤退してきてます。
皆さんも怖いと思ったら、早めの撤退をお勧めします。
そして、再び行者小屋に到着します。
ウソのように風もなく穏やかで、暖かいくらいです。
4.アイスキャンディーを見学
今回の山行の第二の目的はアイスキャンディーの見学です。
理由は名物、カッコ良さそうだから見てみたかった、その程度です。
アイスキャンディーを実際にアイスクライミングしている方がいらっしゃいました。
意外と地味です。側から見ていると高度感も無く、動きも遅いので、見応えはあまり無いです。
最後まで登りきったのを見送り、拍手をしてアイスキャンディーを後にしました。
まとめ
厳冬期の赤岳に挑戦して、見事に撤退する羽目になりました。
赤岳山荘までの車移動から挑戦がスタートして、優秀な車ゆえに赤岳山荘までは無事に辿り着きました。
赤岳山荘から行者小屋までは天気も良く、夏場より歩きやすいため、快適そのものでした。
赤岳の取り付きから少し登ると山の表情はガラリとかわりました。
想像の何倍もの強風、それに伴う雪煙、踏み跡がドンドン消えて行く等、撤退の要因は様々あります。
皆さんも怖いと思ったら即撤退をお勧めします。
私自身も沢山の撤退談がありますし、それにより山の魅力が阻害されるとも思いません。
以上、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また。
コメント