登山未経験 体力無くても楽しめる(子連れ登山の4つの注意点)

子供と楽しむ 遊ぶ

皆さんこんにちは、パパはKSEです。

登山未経験の方が子連れで登山を計画した時、様々な不安が出てくると思います。登山ブームも手伝ってで山の情報は豊富にありますが、「子連れ」となるとその情報は非常に限られます。

子供や自分の体力に自信が無い、どこの山が適しているのか、何を持って行くのか、そもそもどの程度登れるのか、そんな不安を少しでも解消す為、今回は登山未経験者でも山を楽む為の、子連れ登山の魅力と4つの注意点を解説します。

ちなみに私は登山歴12年で富士山に限っては50回以上の登頂経験があります。3才の息子も山が大好きで彼と2人よく山歩きをします。

また、妻と息子3人で登山お楽しむ事もしばしばあります。もちろん単独や友人達と登山に行く事もあり、夏山から雪山まで最低限一通りの登山経験はあるつもりです。そんな私の子連れ登山の実体験を元にお届けします。

山頂 登頂

目次

1、登山前の非常に重要な点

2、子供はどのくらい歩けるのか、どのように歩くか

3、山選びについて、標高や山の特徴

4、服装と必要な荷物

5、子連れでお勧めの山(リンク)

子供と大人の人数が最低イコール、可能なら子供より大人の人数が多いほうが圧倒的に安全性が高まります。例えば大人1人、子供2人のグループで道中、誰か1一人がケガや体調崩したをしたと想定します。ケガの想定は決して子供の限りません。

その時ケガした人が子供だとしても最悪1人抱っこ、1人手繋がず山を歩かせる。想像するだけで危険な事が理解出来ます。逆に大人がケガや体調不良になったと想定します。

子供だけで歩かせるのも危険です。逆に言うと緊急事態でも、大人の方が多ければその場での対処能力に劇的な差があります。最低でも大人と子供の人数はイコール。ここは非常に重要です。

2,子供はどのように歩くのか、どのくらい歩けるのか

どのように歩くか

ご存じの通り、まっすぐ歩くなんて事はしません。

気になる物があればそこに向かって歩きだし、葉っぱやどんぐり、石を拾ってみたり、虫を見つけては観察して見たりと「山登り」と関係ない事のオンパレードです。ここは覚悟を決めて許容する事が大事です。ここでイライラしてしまうと、折角の山が楽しく無くなってしまいます。むしろ子供にすれば、葉っぱやどんぐり拾いが山の醍醐味なのでしょう。一緒になって探したり、「もう少し上に行けばもっとたくさんあるかも」等と言って動かしてあげるほうが、双方にとって良い手段となります。その後もまた行きたいと言うか、否かは子供がいかに楽しめたかが重要です。

どのくらい歩けるか

ここは大人のリード次第で大きく歩ける量が変わります。なんと言ってもここです。

安は5分に1回、これでもかと思うほど休憩をはさむ事が大切です。

言い換えれば適宜休憩をはさむと意外な程歩ける物です。ここで上記した葉っぱやどんぐり、虫が活躍してくれます。ただ、休憩と言っても動きだしたりするので、「探す」「拾う」「投げる(方向を考慮の上)」を駆使します。そして、沢山歩いた事を褒めます。するとさらに歩けるようになります。

稜線

3,山選びについて、標高や山の特徴

出来るだけ人の多い山を選択します。人が多い事は単に安心につながるだけでなく、トイレや売店、自販機、転落防止の柵の設置がされていたり設備が整っている事が多いためです。

次に標高ですが、標高は重要ではありません。高低差で判断します。言い換えると、どのくらい登るかの量で判断します。

標高が1000メートルの山でも、スタート地点の標高0メートルなら高低差1000メートルとなります。同じ標高が1000メートルの山でもスタート地点の標高が500メートルなら高低差500メールとなります。標高は山の本質とは少し違います。

初めての子連れ登山ならば200前後の高低差をお勧めします。

最初に成功体験をさせて、次回以降に高低差を伸ばして行った方が子供も山を好きになってくれると思います。

また、ケーブルカーやリフト等がある山は非常に安心感も高くお勧めです。下りの体力を考えなくて良いのは非常にありがたいです。下りで体力切れて抱っこを要求されても安全上、不可能な場所もありますし、大人の体力も激減します。

ちなみに私はこの経験は何度かあり、ザックに約5~10キロ、3才の息子は15キロで約20~25キロを担いで30分位歩いて帰ってきた事があります。

そして、天気です。もちろん絶対は無いですが、雨のリスクが無い日を選びます。雨のリスクが無いだけで人数分合わせるとかなりの量の荷物が軽減出来ます。重量軽減は大人の負担軽減の為に非常に重要です。もちろん最低限の雨具は必要です。そこは持ち物のパートで案内しますのでそこも参考にしてください。

4,服装と必要な荷物

服装は春、夏、秋は日頃の公園に行く服装で大丈夫です。ただし、重ね着をして寒暖に対応は出来る様にします。そして、冬は例外です。日頃の公園に行く格好では暖かすぎるので、ジッパー付きのアウター等をチョイスしスタート時点では全開にし汗を逃がす等少し工夫が必要です。

出来るだけ春、夏、秋から始めることをお勧めします。

冬の登山で汗は大変危険です。汗を沢山かくと休憩が出来なくなります。

理由は簡単、汗冷えしてしまいます。歩いている間は寒くないのですが、休憩して数分もすれば激しい寒さに襲われてしまいます。

この場合、下山まで歩き続けるか山小屋を見つけて暖をとるかとなりますが、高低差数百メートルの位置に山小屋は期待出来ませんので、必然的に歩き続けるしかなくなります。高低差数百メートルだと考えれば不可能では無いと思いますが、この状態は避けたいです。

荷物については

水分、食料、ビニール袋(複数枚)、大きいゴミ袋(人数分)、子供用着替。高低差200メートル前後なら最低限これだけあれば大丈夫です。

水分は1人500ml程度、他は自販機、食料は売店等を積極的に利用することをお勧めします。しかし、山小屋等は平日休業のところも少なくないので事前に確認してください。

持参するなら食料はおにぎりがおすすめです。パンは軽いですが、腹もちが悪く個人的にはイマイチな印象です。子供用にお菓子も必携です。軽いですし、頑張って山歩きしたのです。

この位のご褒美はあっても良いと思いますし、「頑張ったから特別ね」と子供の頑張りのプロセスを褒めてあげる事は大事だと思います。

ビニール袋

ゴミの持ち帰り用です。食料を持参した場合、水分を含む物もあると思うので、2~3枚あれば水分がザックの中に漏れるリスクがかなり低減出来ます。

ゴミ袋

万が一の雨の時に着ます。

頭、腕用に合計3つ穴を開けてかぶれば急場はしのげます。もちろん冒頭で書いたように、雨のリスクが無い日に行くが前提で急な悪天候の場合です。

雨降る可能性がある予報の日ならそもそも行かないかキチンとした雨具を持参するべきです。

 高低差200メートルなら荷物は出来るだけ少なくして良いです。もちろん備えあれば憂いなしですが、過剰装備で体力を削られるよりは適正な装備で快適に楽しむ事が重要です。

塔ノ岳山頂

まとめ

 子連れでの登山は自然に触れ親子共に楽しめます。

親子共に成長させてくれ、親子の絆も深まる非常に有意義な遊びだと思います。半面、リスクも伴いリスクマネージメントが出来ていないと手痛い思いをする可能性があります。だからこそ初心者は手を出しにくいのも事実です。

しかし、山にはリスク以上に貴重な体験がります。子供と目標を共有しチャレンジする事はなかなか無いと思いますが山にはそれが山頂としてあり、子供と共に成功体験を共有できる稀な遊びです。

低リスクな山を1度経験して頂けばその魅力は理解できるはずです。

ここでは、私の経験則にもとずいた登山の注意点をお話しました。ぜひ皆さんが登山に行くきっかけや参考にしてくれたらうれしいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

では、また。

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